早退カフェ
3月に入ってから、久しぶりに学会誌への投稿論文を準備している。というのも、あまりに投稿数が少なくて困った学会側が「ここはいっちょ若手にやらせよう。本人にとっては業績にもなるしウィンウィンっしょ」と思ったらしく、論文を書いてくれそうな若手(=私)に直接依頼してきたのである。
個人的には、博論を断念したおかげで時間と心の余裕はできたし、数ヶ月ぼーっと自由な余暇を過ごしていたので心も充電され、依頼メールをいただいたときには、自分でも意外なことに「こんな私でもまだ覚えていて、声をかけてもらえているのか」と大変ありがたく嬉しく思った。こういう縁は大事にしたいとすごく感謝の気持ちが生まれたし、自然なやる気が出てきたので、仕事との両立にかすかな不安は抱きつつも、謹んで引き受けることにした。
論文の締め切りはGW頃で、執筆時間はわずか2ヶ月。郵送にかかる日数、仕事の予定も加味すれば実質1ヶ月半強。投稿論文としてはタイトなスケジュール。だけど、去年博論の直しで追加しようと思って中途半端なままになっていたものをまとめ上げていく内容ならばいけると踏み、決意した。
とはいえ仕事は、これから6月に向けてどんどん忙しくなっていく(と脅されている)。今の所私は結構暇だけど、えらい方々は怒涛の忙しさで雑談もはばかられる空気感になりつつある。まだかろうじて(上司の心の)余裕がある3月のうちにと思い、今月は週2くらいのペースで2時間ずつ時間給をとって、論文時間を確保するために早めの退勤を始めた。
そんなわけで、3時45分、多少の申し訳なさを感じつつ、また、いやいや普通に権利だし堂々としてればいいんだと言い聞かせつつ、しれっと職場を後にして、平日の夕方を帰っていく。先週2回は家でやろうとしてほとんど無駄になった反省を生かし(もったいない…)今日は通勤経路にあるカフェに職場から直行し、論文に勤しんだ。
(マフィンを食べ終わった後に撮影するという己のセンスのなさよ)
100点とは言えないけど、まぁ許容範囲な程度には集中して進められたと思う。大枠が出来ているから、仕事をしながらでも(そしてイースターの連休には2泊の旅行計画もありつつも)このペースで1ヶ月後には本文は仕上げられるのではないか。理想的には、残り丸1か月で仕上げ、4月15日・16日の週末で要旨(英文)に取り掛かりたいところだ。というか、そうじゃなきゃGW日本必着に間に合わない。
そんな感じなのに、結構心は焦っていなくて、「大丈夫かな私」と思う。多分大丈夫だから焦っていないのだろうけど。今までみたいに、ただただ自分を追い詰めて、どんどん苦しくなっていくやり方はもう卒業したい。仕事もして、論文もして、多少だらだらもして、休日には寝坊して、心が望むことを全部やればいいじゃん、と新しい境地で取り組んでいる。
今回は、そのやり方で無事に完成させるのだ!
・・ただ。
日〜月曜日の夜に(元)彼と深夜3時半まで8時間も電話をしたのは誤算であった(先週は12時間w)。
おかげで寝不足で月火と仕事の調子が出なかった。。半日ぶっ通しで電話をしても話が一向に尽きない相性ってすごいよね。もう結婚するしかないと思う。別れてるんだけどねww
・・・と冗談半分、本気半分で思いつつ、この人の事は本当に大事にしたいと思うので、とりあえず<遠恋中は別れて新しい関係を築きたい>という彼の希望通りに、ツッコミ不在で別れて新しい関係を築くことにコミットしてみている。フランスとかカナダみたいな恋愛価値観が進歩的な国も見てきているので、あまり堅苦しく日本的な「普通」にとらわれず、柔軟な姿勢で、本当に大事なものを見極めていきたいと思う。
つまり、本当に私にとって大事なのは「恋人」とか「結婚」という枠組みそのものではなく、お互いに、相手の心を大事にできているかとか相手の心を理解しようと努力しているか、そういう関係でいられるか、ということかなって。本当に相手の心を尊重することができていたら、「恋人」とか「結婚」という枠組みの方も後から自然についてくるはず。
と信じて彼を想いつつ、かといって執着しないように、自分のこころをマネジメントして過ごしている今日この頃。春は来ません。
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