雑巾がけ

土曜日の朝


LINEで送られてきた、父親が孫(約10か月)に泣かれている写真で目が覚めた。姪っ子の頬に流れる涙がチャーミング。


午後からは出かけてカフェで論文やらなきゃなと思いつつ、やる気が低調なのでとりあえず掃除することにした。週末は何もかもやる気が起きない症状に見舞われることが多いけれど(顔を洗うのさえ面倒という末期)、午後にカフェに行くなら最低限今のうちに化粧を済ませておかないと絶対に行かなくなることは自分が一番よく知っている。


そんなわけで、年末に日本で買ってきたジェルのスクラブで丁寧にフェイスケアするところから1日を始めた。冷たい水で洗い流してサッパリスッキリしたら少し気分が上がって、だんだんと、ほんの少しやる気が出てきた。


顔を洗って化粧した次はトイレ掃除。


実はここ一週間ほど、開運的な効果を期待して、出勤前に家の床を1エリアずつ雑巾がけする、ということを実践していた。1エリアなら5分で終わるし、やってみると想像以上に生活の快適度が上がって大変気にいったので、今日は床の延長でトイレをいつもより丁寧にお掃除してみたのである。


オタワに来て一人暮らしをしてから、割と綺麗に保っているので全体的にあんまり汚れてはいないけれど、それでも雑巾できちんとふきあげるというのは全然違うのだとわかった。特に床は、掃除機をかけた後でも(と言っても2週間に1回くらいしかかけてなかったけどw)案外まだ髪の毛とか落ちていて。髪の毛は掃除機以外にも割とこまめにティッシュで拾ってるはずなんだけど、それでもまだ落ちていて。きちんと自分の手で床を拭くと、そういう細かいゴミが残っていたことに気がつかされた。


そんなわけで、一週間床を1エリアずつ順番に拭き続けたので、土曜日の今日は家中の床がくまなく綺麗。歩くたびに気分が良くて、ちょっと驚いている。毎日続けないと神様も簡単に開運効果をもたらしてはくれないだろうけれど、自分の気分が上がるというだけでも相当な効果があることがわかった。ぜひ今後も自分の習慣にしていきたい。

Lapin blanc et petites bestioles

"わたしたち、ここにいるわたしたちは、うさぎの毛の奥深くでうごめく蚤です。けれども哲学者たちは、大いなる手品師の全貌を目の当たりにしようと、細い毛をつたって這い上がろうとしてきたのでした" ーヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』

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